豪雨災害から7年目を経て。
2017年7月の九州北部豪雨災害で大きな被害が出た朝倉市高木地区。
災害から7年目に入った今年も大雨で、土砂災害、道路崩落、集落孤立、農地流出…などの被害を受けてしまいました。
私たちが6年前に支援活動を開始したときは、応急復旧活動(のつもり)でした。
しかし、様々なご縁と流れが重なり、「たかき清流館」という朝倉市が所有する廃校跡施設の指定管理を、当法人の理事長が代表を務める別団体が受託し、現在も、地域コミュニティーの課題解決の一助になるべく、通常はひっそりと見守っております。
平時は、地域コミュニティー、民生委員、集落支援員、地域おこし協力隊等行政関係の人たちがさまざまな地域課題を担っており、われわれの必要性はほぼないでしょう。
ただ、今回のような災害時、一時孤立した集落へは、安全な道路が未だにありませんので、公的なボランティアは入れませんし、一時、自主避難所の食料も枯渇しそうになった時、公的機関は動けません。
そんな時に動けるのは、非政府組織(NGO)である我々の役目だと思って、タイムリーに対応するよう心掛けております。
熊本地震も含めて、数年に及ぶ長い期間、住民らとの関係性を継続してきたからこそ、どのタイミングで何が必要なのか、当法人に何が出来るのか、すべきなのか…いつも考えながら、緩急をつけながら、地道に独自の活動を続けております。
人口減少、一人当たりGDPの低下が止まない日本。
当法人は、少数精鋭で質が高い丁寧かつ無駄のない支援活動を目指してゆきたいと考えています。
この度の大雨災害の支援においても同様に。