2022.7.6 西日本豪雨から4年。
九州から東海まで、合わせて300名以上の犠牲者が出た西日本豪雨から今日で4年になります。
癒えない心の傷、ままならない生活再建、すぐれない健康状態などなど、まだまださまざまなご苦労をされている方々もおられることと思います。
当時、福岡での活動と併行して、私たちも他のチームと連携して、広島や岡山へも行かせてもらいました。
気になったのは、賃借、借地、自己所有、家族所有など権利関係が異なる住宅、さまざまな民間事業所、寺社、学校、公共施設、公民館などが混在するため、権利関係の確認や整理、優先順位や作業範囲の設定、今後の指針など、それぞれに合ったケースマネージメントがなされていないし、法律・ファイナンス・建築・不動産・医療など幅広い知見を持った人材が殆どいないと言うことでした。
被災者はさまざまな情報に翻弄され、行政の制度も含めて無駄な動きを強いられ、経済的時間的ロスから疲弊してゆく被災者の姿を沢山みてまいりました。
ちょっとしたことで、心は落ち着くもの。
私たちは、依存関係にならない範囲内で、ちょっとした思いやりで精神的な苦悩から抜け出して頂ければと思っているのです。
モノやカネは一時的に安堵を与えますが、必要な分だけしか残りません。
西日本豪雨から4年の今日、私たちは、もっと大切な「無形」のものを提供できるようになりたいと強く思ったのでした。







