九州北部豪雨災害から5年
2017.7.5-6 九州北部豪雨災害発災の日。
この日から、朝倉とのかかわりが始まりました。
熊本地震の支援活動と併行しながらの活動は、われわれにとっても過酷な状況でしたが、被災された方々の生活を思えば、少しは同じ目線で災害と向き合う事が出来たのかも知れません。
災害時において、破壊的・人々の苦悩に満ちた映像ばかりが注目される風潮がありますが、その陰には、この五年間で、会社を清算せざるを得なくなった自営のかた、勤め先や農地がなくなり職を失った方など、経済的に大きな苦境に立たされた人々が多くいることを私たちはお伝えしなくてはいけません。
そこそこ地元では有名だった会社の経営者が、今はアパート暮らしを強いられている話を聞くと、再建ノウハウをもつ我々がが関わっていれば、もう少し違った展開が出来たかも?…と思ったりもします。
他の支援団体が入っていたので、関わらなかった…のがいけなかったのか、やむを得なかったのかは、議論が分かれることでしょう。
5年の節目は、そろそろ地元で自立して頂かねばならない時期ではありますが、土木建設面での復旧に目処がついても、過疎高齢化、人口減少など、地域によっては、労働力も「知能」も流出し自立困難な現実があるのも事実なのです。
地元コミュニティー、住民らからのヒアリングを続けておりますが、さまざまな、意見、希望、失望…が耳に入って来ており、それらをどのように咀嚼し、どのように対応すべきか、否対応出来ないのか、検討しております。